東京は都会というイメージがありますが、もちろんここでも庭園を楽しむことができます。
江戸時代は多くの大名屋敷があった場所でもあり、その庭園の名残をそのままに残している庭園も数多くあります。
いくつかの庭園を紹介してみましょう。
東京で特別名勝に指定されている庭園といえば、小石川後楽園です。
これは、初代水戸藩主が江戸の中屋敷の庭園として造園したものです。
江戸の風情をそのままに残すこの庭園は、特別史跡でもあります。
また、江戸時代にこの庭園と二大庭園といわれていたのが巣鴨と駒込の間に広がる六義園です。
これは7代将軍徳川吉宗の部下である柳沢吉保が作った庭園です。
ここも特別名勝とされています。季節ごとの顔を見せますが、特に紅葉の眺めが素晴らしい、と有名な庭園です。
新宿の東側に位置する場所に広がっているのが新宿御苑です。
都内有数の桜のスポットでもあります。
この庭園は、さまざまな世界の庭園の様式を楽しむことができるのが特徴です。
それは日本庭園だけではなく、英国式、フランス式などさまざまな形式を取り入れているので、これらを比較しながら楽しむことも可能です。
英国式の庭園には芝生がゆったりと広がっており、広大な敷地と深い緑を楽しむことができます。
また、新宿の東口にあるパークハイアットホテルからは、この新宿御苑の眺めを楽しむことができ、桜の時期などは人気が集中するといわれており、その上からの眺めも圧巻です。
早稲田の地に広がる椿山荘は椿が有名な土地に山県有朋が家を建てたところからできた庭園です。
敷地内には三重の塔があり、季節ごとの自然とともにこの塔を楽しむことができます。
今はホテルの一部として利用されており、結婚式などでも人気の場所です。
夏には蛍を見ることができるのもこの庭園の特徴です。
このほかにも、東京にはさまざまな庭園があります。
浜離宮や芝離宮など、大名庭園がそのまま残されている庭園が数多く見られます。
大名が中屋敷を持っていた場所にはそれなりの庭園が作られていたので、こうした庭園が数多く見られるのは、ある意味東京の大きな特徴なのかもしれません。
江戸時代の風情を感じることができるのではないでしょうか。
